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ゆらぎと流体力学
「ゆらぎの理論の枠組ではナビエ-ストークス方程式は自然である.」
まとめはIntroductory Nonequilibrium Statistical Thermodynamics の5.2.5 にある( ダウンロードページへ )
流体力学の推薦できる入門書 のセット はD. J. Tritton, Physical Fluid Dynamics, 2nd edition (Oxford UP, 1988) + G. K. Batchelor, An Introduction to Fluid Dynamics (Cambridge UP, 1970); 日本語では巽友正「流体力学」(培風館,1982 年) +種子田定俊,「眼で見る流体力学」(朝倉書店, 1988 年).これに数値流体力学の実践的な入門書,たとえば, R. Peyret and T. D. Taylor, Computational Method for Fluid Flow (Springer, 1983) をつけ加えなくてはならない.流体力学を学ぶということは,その伝統的応用数学的面を学ぶということもあるが,物理としての現象を理解するということ,そして,数値的な解析手法を会得することの三位一体のことである.
相変化講義ノート
イリノイ大学での大学院講義ノートInformal Notes on Renormalization and Phase Transitions がダウンロードできる( IRG.pdf パスワードはIRG).ここに書いてあるようなことを皮切りに相変化の一通りの話題(静的な話のみ) がある.ただし,一次相転移についての説明はまだおざなり.